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 Live Report


AUTO-MOD PresentsDESTROY ALL MONSTERS 2000
2000年8月12日(土) 新宿LOFT
出演:AUTO-MOD、チコヒゲ&THE UNIT、遠藤ミチロウ、YBO2、森川誠一郎ユニット

 G1-CLIMAX両国3連戦がおこなわれた8月11日〜13日に、新宿歌舞伎町では中西や健介に優るとも劣らないモンスター達が熱いバトルを繰り広げた。この3日間の中で、特にEATER色の濃い第2夜の様子を紹介する。

 まず最初は今回のイベントの主催者でもある「AUTO-MOD」。 ギターが交代となったAUTO-MODであるが、その不安を吹き飛ばすかのように一曲目からテンションの高い演奏を聞かせ、「フレンズ」や「レクイエム」 といった昔から馴染みのある曲が原形を留めないほど解体されつつ、新たな曲として進化していた。また、スキンヘッドになったボーカルのジュネは、ますますその怪しさに磨きが掛かり、独特のカリスマ性を醸し出して いた。

 続いて「昔から俺の好きなバンドです」というジュネの紹介で登場したのは 「チコヒゲ&THE UNIT」。 ほとんどのオーディエンスは生で聞くのが初めてと思われる中、ソリッド感あふれる演奏を展開するとともに圧倒的な貫禄を見せ、客席からは驚きと感嘆の声が上がっていた。

 3番目の登場は「遠藤ミチロウ」。ミチロウの演奏を聞くのは、旧LOFTにて爆竹が飛び交う中で聞いたスター リン以来であり非常に楽しみにしていた。スターリン時代のバンド編成からギター1本での演奏となっているものの、「詩」を聞かせるその存在感はさすがだ。本来のパンクってこういうものじゃないかな。

 次は、北村氏率いる「YBO2」。大音量の洪水の中で流れる北村氏の歌はとても心地よいものであった。さすがにトランスギャルはいなくなったものの、熱いまなざしで見ていた女性もちらほらいました。 ところで、今の「フールズ・メイト」ってどうなの?

 トリを務めるのは「森川誠一郎ユニット」。 以前のZ.O.Aとは異なり、薩摩琵琶や打楽器をフューチャリングし、民族音楽的なアプローチを展開していた。

  各バンドの演奏の間には宙也(De-LAX)によるDJ Timeがあり(何と贅沢な!)、 小フロアではTATOO STUDIO METAL BEEによるタトゥーの実演もおこなわれる など独特の空間が形成されていた。聞くところによると第一夜(出演:DOOM、 BAT CAVE、AUTO-MOD、ASYLUM、#9)、第三夜(出演:MAD3、AUTO-MOD、恒松 正敏&VISIONS、THE STAR CLUB)とも好評であったとのこと。 今回はイベントということから、各バンドとも約30分という限られた時間では あったものの、個々のバンドが個性と存在感を出しつつ、ひとつの大きな流れを造っていたことが印象的であった。

 最後にお知らせです。 AUTO-MODが、来る12月2日(土)渋谷DeSeoにおいてライブレコーディングを 行うこととなった。思えば、テレグラフから出したファーストアルバム「レクイエム」もライブレコーディングであったが、20世紀末を迎え、ジュネ は今再び滅び行く時代へのレクイエムを奏でるのであろうか? (K-suke@なんばファン)


link:
AUTO-MODオフィシャルHP「EESTANIA 2000
appears on DESTROY ALL MONSTERS 2000

 


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